ーてまひま経営とは:てまひまを価値に変える経営ー
私は、小さな会社を対象にお仕事をしています。
小さな会社=小規模企業ではなく、自らまだまだ小さい会社だと
お思いの企業の方(個人事業主含む)はみんな対象です。
それらの方々に、私は経営構造化支援を行っています。
経営構造化支援とは、
会社の中で起きている出来事を整理し、
その背景にある構造を見えるようにする支援です。
経営者は毎日、
たくさんの意思決定をしています。
- 売上のこと。
- 利益のこと。
- 人のこと。
- 商品やサービスのこと。
- お客様のこと。
- 資金繰りのこと。
しかし、
それらは別々に存在しているわけではありません。
売上が増えると忙しくなります。
忙しくなると管理する時間が減ります。
管理する時間が減ると、
利益が出ている商品と
利益が出ていない商品が見えにくくなります。
すると、
さらに忙しくなります。
経営では、
このようなことが日常的に起こっています。
私は、
こうした出来事を単独の問題としてではなく、
つながりとして見ています。
そのために用いているのが、
システム思考です。
システム思考とは、
目の前の出来事だけを見るのではなく、
その背後にある構造を見る考え方です。
- なぜ同じ問題が繰り返されるのか。
- なぜ利益が残らないのか。
- なぜ忙しいのか。
- なぜ人が育たないのか。
- なぜ値上げできないのか。
その背景にある関係性を整理していきます。
私は、
経営者のお話をお聞きしながら、
- 数字を見て、
- 仕事の流れを見て、
- 商品の特徴を見て、
会社の構造を整理します。
だから、
答えを教える仕事ではありません。
会社の中にある構造を、
経営者と一緒に見つける仕事です。
てまひまを価値に変える
私は、
小さな会社の強みは
「てまひま」にあると思っています。
てまひまと聞くと、
非効率だと思われるかもしれません。
しかし、
小さな会社が選ばれている理由を見ていくと、
- 丁寧な対応だったり、
- 素材へのこだわりだったり、
- 品質を守るための工程だったり、
- お客様との関係だったり、
します。
それらは、
手間も時間もかかります。
けれども、
お客様はそこに価値を感じています。
つまり、
てまひまは単なるコストではありません。
価値の源泉でもあるのです。
何を減らし、何を残すのか
もちろん、
すべてのてまひまが価値になるわけではありません。
- なくしてもよい作業もあります。
- 仕組みに変えられる仕事もあります。
- 効率化した方がよい工程もあります。
しかし一方で、
なくしてしまうと
その会社らしさまで失われてしまうものもあります。
だから私は、
- 何を減らすのか。
- 何を残すのか。
- 何を伸ばすのか。
- を考えます。
そのために、
- 会社を支えているものは何か。
- 利益はどこで生まれているのか。
- 現金はどこへ消えているのか。
- お客様は何に価値を感じているのか。
を整理していきます。
そして、てまひま経営とは
てまひま経営とは、
手間・時間・工程を
単なる負担や非効率としてではなく、
- 価値の源泉として捉え直す経営です。
そして、
その価値を
利益や現金の流れと結び付けながら、
持続可能な経営につなげていく考え方です。
私は、
システム思考を用いた経営構造化支援によって、
会社の価値の源泉を見えるようにし、
経営者が意思決定しやすい状態をつくるお手伝いをしています。
小さな会社には、
小さな会社だからこそ生み出せる価値があります。
その価値を見つけ、
整理し、
言葉にし、
利益につなげる。
それが、
私の考える「てまひま経営」です。
システム思考を図にすると以下のようになります。

氷山の一角は皆が見ることはできても、
その下にある「パターン」や、
特に「構造」や「メンタルモデル」が見えるようになるのが
私の特徴だと思います。
もともとシステムを見ていた人(私)が、
あとからシステム思考という名前を知った。
そういう実態が近いように思います。
てまひま経営を導入された小さい会社の方から聞こえてくる声
てまひま経営を導入された小さな会社さまから聞こえてくる声は、
「売上高を2倍にする!」「集客を3倍にしますよ!」というお声ではありません。
「私(経営者)が見えていなかった構造を見えるようにしてもらえた」
という声がほとんどです。その結果の売上であり、集客であります。
事実、てまひま経営を導入された小さな会社からは、
以下のような声が聞こえてきます。
例1:飲食店(サンドイッチ製造販売)
ご相談前
商品数が多く、毎日忙しく働いているにもかかわらず利益が残りませんでした。
取り組んだこと
商品ごとの原価と手間を整理し、売れ筋商品と利益商品を分析しました。
その結果
商品数を整理することができ、主力商品に集中できるようになりました。
お客様の声
「今までは売上ばかり見ていましたが、利益を生み出している商品が見えるようになりました。忙しさが減ったのに利益は改善しました。」
例2:農業(観光農園・直売)
ご相談前
価格は近隣相場を参考に決めており、自社商品の価値をうまく伝えられていませんでした。
取り組んだこと
栽培から販売までの工程を書き出し、商品の背景や特徴を整理しました。
その結果
商品の見せ方が変わり、高価格帯の商品も選ばれるようになりました。
お客様の声
「安く売ることばかり考えていましたが、自分たちの仕事の価値を伝えることの大切さがわかりました。」
例3:製造業(金属加工)
ご相談前
原材料費や人件費が上がる中で、価格交渉ができずに悩んでいました。
取り組んだこと
工程ごとの工数や原価を整理し、取引先に説明できる資料を作成しました。
その結果
価格改定を受け入れていただき、利益率が改善しました。
お客様の声
「お願いするのではなく、説明するという考え方に変わりました。」
例4:衣料品製造販売
ご相談前
スタッフごとの作業方法が異なり、生産性にばらつきがありました。
取り組んだこと
作業工程を整理し、動作や役割を見直しました。
その結果
生産量が安定し、ベテランスタッフの負担が軽減しました。
お客様の声
「個人の頑張りに頼る経営から、仕組みで回る経営へ少し近づけたと思います。」
例5:パン製造販売
ご相談前
新商品を次々と増やしていましたが、現場が混乱していました。
取り組んだこと
商品をカテゴリーごとに整理し、主力商品を明確にしました。
その結果
製造効率が向上し、廃棄ロスも減少しました。
お客様の声
「増やすことばかり考えていましたが、減らすことも経営だと学びました。」
例6:福祉事業所(就労継続支援B型)
ご相談前
工賃を上げたい気持ちはあるものの、何から手を付けてよいかわかりませんでした。
取り組んだこと
給付費と生産活動収入の関係を整理し、事業所全体のお金の流れを見える化しました。
その結果
工賃だけではなく、事業全体の構造を見るようになりました。
お客様の声
「工賃を上げる方法を探していましたが、その前に経営を理解する必要があることに気づきました。」
例7:酒蔵
ご相談前
商品ごとの利益が分からず、経験と勘で経営判断をしていました。
取り組んだこと
商品別原価を整理し、利益構造を分析しました。
その結果
利益を生み出している商品が明確になり、販売方針を見直すことができました。
お客様の声
「どの商品が会社を支えているのかが見えるようになりました。」
例8:小売業
ご相談前
毎月の売上は見ていましたが、お金がなぜ残らないのか分かりませんでした。
取り組んだこと
売上だけでなく、利益と資金の流れを整理しました。
その結果
現金の動きを把握できるようになり、不安が減りました。
お客様の声
「数字が苦手でしたが、数字の意味が少しずつ分かるようになりました。」
業種は違っても、経営には必ず構造があります。
てまひま経営では、その構造を一緒に整理し、見えるようにしていきます。
てまひま経営は、売上を増やすための方法論ではありません。
商品やサービスが生まれるまでの「てまひま」を見つめ、
その価値を見える形にしていくための経営支援です。
私と一緒に、構造を見つけましょう。
私と一緒に、メンタルモデルを変えていきましょう。
私と一緒に、強い小さな会社になりましょう。
皆様のお声が私のところに届くことを楽しみにしています。

