
専門性その2 違和感の正体を探る
私の仕事は、いきなり解決策を考えることではありません。
まず、問題の正体を探ることから始まります。
なぜなら、多くの場合、本当に困っていることと、相談として持ち込まれることは違うからです。
「売上が上がらない」
という相談を受けても、原因が売上であることはほとんどありません。
- 商品構成かもしれません。
- 価格設定かもしれません。
- 工程管理かもしれません。
- 役割分担かもしれません。
- あるいは経営者自身の考え方かもしれません。
私は相談を受けると、まず違和感を探します。
- 数字の違和感。
- 言葉の違和感。
- 説明の違和感。
- 現場の違和感。
- なぜその言葉を使うのだろう。
- なぜその判断をしたのだろう。
- なぜその数字になっているのだろう。
そう考えながら話を聞いています。
違和感は、問題の入り口です。
多くの人が見過ごしてしまう小さな違和感の中に、本当の課題が隠れていることがあります。
私はこれまで500人以上の方との対話や、200社を超える事業者支援の中で、その違和感を手掛かりにしてきました。
だから私にとって違和感は困ったものではありません。
むしろ、構造を理解するための大切なサインです。
私は問題を探しているのではありません。
違和感の正体を探しています。
なぜなら、その小さな違和感の中に、本当の課題と可能性が隠れていることを何度も見てきたからです。

